タオル作成の用語集
オリジナルタオルを特注作成しようとお考えのお客様のために、当社ではまずその用途からお選びいただくことが可能となっております。どういったシーンで利用するどのようなタイプのものをお求めになられているのか、そのイメージに合わせて下からお進みください。
タオルの部分名称
-
- ヘム
-
長方形のタオルを広げた際の端の、短辺の縫製されている部分のことをヘムと言います。弊社ではこの部分にもオリジナルデザインをプリント印刷することは可能ですが、折り返して生地が丸く厚くなっている分、滲みが発生しやすくなっておりますため、ご注意ください。
-
- ミミ
-
上記のように、ヘムと呼ばれるタオルの短辺の縫製されている部分に対し、長辺の端の部分のことをミミと言います。こちらもやはり、プリント印刷しますと滲みが発生する場合がございます。
-
- 平地付き(ひらじつき)
-
お年賀用などとしてよく利用されるフェイスタオルは、広げた際の両端にパイル地ではない平らな部分がある場合がありますが、その平らな部分を平地と言い、これがあるタイプを平地付きと言います。
-
- 界切付き(かいぎりつき)
-
上記の平地よりさらに内側に、細い線などを表現するような織り込み模様がある場合がございますが、その部分のことを界切と言います。そして界切があるタイプのことを界切付きと言います。
オリジナルタオル作成についてのデザイン用語
-
- 全ベタプリント
-
全ベタプリントとはその名の通り、オリジナルタオルの全面にインクを乗せてプリント印刷する方法です。弊社ではお好きな色やデザインで激安特注作成が可能です。
-
- 中柄(ベタあり)
-
上記のように、ヘムと呼ばれるタオルの短辺の縫製されている部分に対し、長辺の端の部分のことをミミと言います。こちらもやはり、プリント印刷しますと滲みが発生する場合がございます。
-
- 中柄(ベタなし)
-
上記の全ベタに対して、ワンポイントでオリジナルのロゴや文字やデザインをプリント印刷することを中柄と言います。
-
- 特色
-
特色とは、CMYKの掛け合わせではなく、インクを調合して作られる色の事です。基本的にはこの方法でプリントを行います。色数によって製品価格が変動します。
-
- 特色四色
-
フルカラー印刷のことを指すものではなく、色調合された4色を使ったデザインの事をいいます。上図のようなデザインが特色4色となります。
-
- DIC(ディック)
-
DIC株式会社という化学工業メーカーから出版されている色見本帳のことです。オリジナルタオルの特注製作の際、厳密な色合わせをご希望される場合には、この色見本帳に記載されている番号で指示していただくようにしております。ただし、この色見本帳がない場合でも、厳密な色合わせの方法はありますので、詳しくは担当スタッフまで、お気軽にご相談ください。
-
- PANTONE(パントーン)
-
こちらもDICと同じく色見本帳のことです。タオルのオリジナルオーダー制作で厳密な色合わせを必要とする場合には、このPANTONEの番号でもご指定いただくことが可能です。
-
- イラストレーター
-
アドビ社が開発・販売しているパソコン用のデザイン制作ソフトです。オリジナルタオルのデザイン原稿は基本的には、このソフトで書き出せるAIデータでのご入稿をお願いしております。ただしもちろん、このAIデータ以外でもデザイン入稿は受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
-
- アウトライン
-
上記のイラストレーターでオリジナルタオルのデザインを制作する際、文字を使用した場合には、そのすべてに必ずこのアウトライン化をしてから、デザイン原稿のご入稿をいただくよう、お願いしております。これは使用した文字をすべて図形化するプログラムであり、このアウトライン化することによって、弊社とお客様の双方に同じフォントがインストールされていなくても、文字化けすることなく、やり取りすることができるのです。詳しくは「デザインデータの作成について」をご覧ください。
タオル生地の名称
-
- パイル地
-
代表的なタオルの織り方で、表面からみえる糸がすべてループ状になっているのが特徴です。ふんわりとした肌触りで吸水性にも優れています。ただし、オリジナルデザインをプリント印刷する際は、その分滲みやすく、あまり細かいデザインを入れるのには不向きです。
-
- シャーリング
-
上記の、ループ状になっているパイル地の表面を一定の長さでカットしたもののことをシャーリングと言います。カットしたことにより表面が平らになりますため、細かいデザイン向きです。
-
- シリンダータオル
-
シリンダータオルとは、仕上がり方の違い示す用語で、織り上げ終えた際に、特殊なローラー型のアイロンで乾燥させて仕上げたもののことを言います。そのためコストは安いのですが、少しベタっとした、平たい仕上がりになります。
-
- ソフトタオル
-
上記のシリンダーとは対になる仕上げ方法で、シリンダータオルがローラーで押しつぶして乾燥させるのに対し、こちらは温風を当てて乾燥させるため、仕上がりがふんわりとしております。ただし手間がかかるため、コストはやや割高になります。
-
- 総パイル
-
特に年賀用などとして使用されるフェイスタオルなどは、上記したような平地付きなどを利用されることが多いのですが、こちらの総パイルとは、その名の通り平地部分などが一切ない、すべてパイル織りのみで作成されたもののことを指しています。
タオルの厚みについての用語
-
- 匁数(もんめすう)
-
簡単に言えば、1ダース(12枚)のタオルの重さを表す単位です。1匁(もんめ)は、3.75gになります。 例えば「200匁」と表記されている場合、1匁は3.75gですから、×200をしますと、タオル1ダース分の重さが割り出せます。この場合ですと、750gになります。
そこから1枚のタオルの重さを求めるには、750を12で割れば良いわけで、62.5gとなります。
-
- 織り目方(めかた)
-
タオルを織り上げ終えた際の匁数を示す単位
-
- 仕上がり目方(めかた)
-
織り上げ終えたタオルに、さらにシャーリングなどの加工を施し終えてからの匁数を示す単位