和菓子の暖簾

のれんが欠かせない業種の代表格と言っても過言ではない和菓子屋さん。
どら焼き・お団子・最中・羊羹・お饅頭など日本ならではのシンプルでありながらも繊細な甘みは唯一無二の味わいで、それら和菓子の美味しさを表現する道具としてのれんは最適です。

しかし、近年では和菓子と一言で言っても多種多様で、洋菓子とミックスした和洋折衷タイプや、オリジナルの創作和菓子など多種多様な和菓子が巷には溢れています。
同じ和菓子屋さんの括りでも、取り扱っている商品は全く異なるというケースも珍しくありません。 今後、和菓子屋さん用のオリジナルのれんを製作する際には、自店で取り扱っているメインの商品やお店のコンセプト、訴求したいターゲット層などをしっかりと把握したうえで、のれんのデザインを行うことがとても重要になってきます。

ちなみに、和菓子屋さん用のオリジナルのれん製作では、落ち着いた色合いの生地を使用するのが主流とされており、「抹茶」をイメージさせる濃い緑・「小豆」を連想させるえんじ色・高級感があって格調が高いイメージの淡い紫などが人気の生地色といわれています。 しかし、これから和菓子屋さん用のオリジナルのれんを製作しようとお考えの方には、和菓子屋さん用のれんだからといって、落ち着いた色合いの生地を選んで、コテコテな和風デザインに固執することなく、ターゲット層に響くデザインを第一に考えて、自由な発想で製作することをオススメいたします。